家族の債務整理、保証人になっている場合は


借金が膨らみすぎて、もうこのままでは返済ができないというときには、専門家の力を借りて債務者と話し合い、返済できるくらいに圧縮したり帳消しにしてもらうこと、借金から抜け出す事ができます。それが債務整理です。しかしながら、これは借金をした本人にとっては有り難いことですが、その保証人となっている人にとっては大問題です。というのも、借金を減額した分が請求される可能性があるからです。

家族の債務整理に立ち会う

では..家族が債務整理をするというときに、保証人になってしまったらどのような影響が出るのかを考えてみましょう。まず保証人と行っても、連帯債務があるかどうかという違いがありますが、どのような影響が出るのかということでは、起こることはそう変わりありません

借金の契約では、月々決められた日に、決められた金額を返済するという取り決めをしています。もしも、これが出来ないというときには債権者は、得られるはずの利益が失われた、ということで「期限の利益の損失」を主張する事ができます。これは借金の残債を一括で行わなければいけないということになっており、債務整理をしたときには保証人のもとに請求されることになります。

そうなれば、今度は保証人が膨らんだ借金の返済で苦しむことになり、自己破産などを選択しなければいけなくなります。借金に苦しんでいるとしても、他人にそのような迷惑をかけることは躊躇してしまうのに、家族がそのようなことになってしまうことは避けたいものです。それに、借金をした家族は返済から免れたとしても、その代わりに家族が返済していくとなれば、財産を失うことになって、結局は同じ結果になるでしょうから債務整理の意味はなくなります。夫婦の間でこのようなことが起きたとき、離婚したとしても返済の義務から逃れることは出来ません。

良く吟味して選択する

ただし、債務整理と行っても、いくつか種類があり、選んだ方法によっては一括返済は免れます。

ではその種類と影響について見ていきましょう。どのような種類があるのかというと任意整理、個人再生、自己破産、特定調停という4種類があります。このうち任意整理及び特定調停については、借金の額は減りますが、債権者にとってはそれほど痛手にはならないので、うまく交渉が終われば一括請求されずに終わります

しかし個人再生、自己破産については棒引きする部分が全部あるいは大部分となりがちなので、一括請求されてしまう恐れがあります。ですから、家族に迷惑がかからないように影響の少ない方法を選択したほうがよいでしょう。

もしも、一括返済を受けてしまったとき、返済できなくなって債務整理をしたとなれば、その事実は保証人の個人信用情報に記録されてしまいます。借金をした当人ではないとしても、債権者の請求通りに返済ができなかったという事実は消えることはないのです。金融事故情報が記録として残るのは5年間です

その結果として、記録がある間に、住宅ローンやクレジットカードを申し込もうとした時に、銀行やカード会社の審査に通らない可能性が高くなるのです。